極座標を使うことはあるけど、極座標を直交座標で表したことがなかったなと思ったので。
1. 直交座標と極座標の変換
お題の図
とりあえず、これを図1とする。
普通の直交座標に、
で線を引き、それによってできた四角形に色を付けてみたものである。
のような極座標を使うと、
となる。一応これを図2としておく。*1
そういえば、大文字のとによる直交座標と思って書くとどう見えるだろうか。
・・・と言うわけで、最初に挙げた図1を大文字のとで書いてみたものが
こんな図。これを図3とする。
図1を変形したものなので、シアン(水色)の線が元の直交座標における、ライム(黄緑色)の線がである。元々直交していたラインが歪んだことによって、四角形も変形している。
しかし、図2と図3は、書き方が違うだけで、同じ極座標だったはずである。さらに、図1と図2は、座標変換しただけでなので、同じものを表している。
ということは、図1・図2・図3の四角形は、ある意味「同じ」ものと言える。
2. 別な座標で書いてみる
同じように、図1を別な座標で書いて、直交座標に直してみる。つまり、上で言うと、極座標以外のパターンで図3に当たる図を作ってみる。
これを図4とする。
図4は、ローレンツ変換(の逆変換?*2)をベースに作成したものである。
たぶんとしたときのグラフになっているんじゃないかと思うけど、自信が無い。
これを図5とする。
図5は、リンドラー座標(の逆変換?*3)をベースに作成したものである。
リンドラー座標はよりも上の部分を覆うことができないため、図1の左上の角が図示できない。
これを図6とする。
図6は、クルスカル座標をベースに作成したものである。
が左上の双曲線、が右側の双曲線となっている。*4
で、は、一番左の直線(傾きが急なヤツ)と一番右の直線(傾きが緩いヤツ)の二直線に分裂している。同様に、は、左から二番目、右から二番目の直線に対応する。
ということで、四角形は、原点付近に伸びて千切れるような意味の分からない見た目になる。
おわり